6月25日(月)白石市議会定例会 一般質問を傍聴してきました。
特に印象に残った「大野栄光」議員の質問を載せたいと思います。
※あくまでも質疑の様子をメモしていたものなので、一言一句違いの無いように書いている訳ではありません。約30分弱のやりとりを、かいつまんで記載しています。
大野議員: 18歳未満児童の健康診断を。 白石市の放射線量で安全なんですか?白石の放射能対策が全然見えてこない。「大丈夫なの?」と市民に言われる。子供や若い人たちはどうなるのか?
昨年3月11日以来、全てに価値観が変わったような気がする。絆という言葉が大切にされ、全てに満たされていた生活も一転して不測の事態が生じたのである。
安全神話が崩れた原発事故、絶対に安全だと言われて他人事のように思っていたチェルノブイリ事故が我々も経験する事となってしまいました。
我々が誇りとしてきた食文化も、農産物も、成育盛りの子供たちに以前のように届ける事ができなくなってしまいました。お母さん達は食材を選ぶにしても、遠くの産地の食品を選ぶと言います。
そんな自己防衛で子育てを頑張っています。行政も我々もできる限りのことを行う必要があると思います。
丸森町においては甲状腺検査、国見町では積算量と、出来る限りの健康診断を行っています。未来の白石を託す子供達が健やかに安心して育つためにも、そして放射能被曝不安を払拭する意味においても、早期に児童の健康調査を行うべきと思いますが、市長のご所見を伺います。
風間市長: 宮城県でも有識者会議での結果、科学的、医学的見地から「現状では健康調査の必要はない」という結論が出ました。
これは論理的な判断であります。現在のところ白石市で独自に健康調査をする予定はありません。
しかし、国に対して健康調査の必要性に関しては、方針について明確な基準を早急に示してほしいと言っております。
大野議員: これまでの安全神話がもろく崩れた。多くの人がそう確信している。
仙南にもセシウムが降り注いだ。市長の『安全』と言うのはどういう考えがおありですか?
風間市長: 我々も放射線に関しては素人ですので、学術的な研究の結果、放射線の積算量、福島での内部被曝検査の数値から「必要ない」と考えております。
知識を得た方の判定を取り入れて、判断する次第であります。
大野議員: 盆地の白石。山地に囲まれていますが、その中で積算量はしっかり把握されておられるのでしょうか?
風間市長: 線量は公表しております。さらに文部科学省の航空機モニタリングを参考に除染をはじめております。
大野議員: 山間部の線量はかなり違う!!地域住民が住む山間部の健康状態を心配していますが、今の市長の答弁は、そういうところが含まれていないように思います。
風間市長: 正直すべてにおいて把握しきれません。人が住んでいるところはモニタリングしています。
大野議員: 山間部には多くの人が住んでおられます。仙南において、18歳未満の子育てに一生懸命になっている方々への健康の配慮は考えられないのですか?
風間市長: 私は国にしっかりとした判断を示しなさいと言っております。健康診断に関しては、外部被曝の上限、食品に関しての上限といったように、数値を示していない。だから示せと。
国に対して、健康調査の必要性を明確に示せと訴えかけていきたいと思っているところです。
大野議員: こうして事故がおこって15ヶ月、何ら子供達への健康の配慮が見えないと言うのが正直な市民の声です。
4年前、白石市の1万4千人が市長を選んで、信頼をよせて命と健康、くらしを守ってもらう為に市長に期待したはずです。
決して国からの県からの指導を待つのではなく市民サイドに軸足をおいて、しっかりと県、国につよく要請してください。丸森でも健康調査、隣町の国見でもガラスバッチ、ホールボディーカウンター、50歳までの内部被曝検査も行っています。除染も50万円の予算を出して放射線対策をしています。
当市においては、やっと越河地区で除染がはじまりました。対応が遅いのではありませんか?
風間市長: 線量は当初から測るということ。それにより、その地域がどれくらい、とくに子供達に関しては、幼稚園、保育園、小学校、中学校、線量を測り続ける。
高いと言われる部分を取り除いて、緩和しています。
環境大臣の許可がおりませんと、除染が進められません。やっと5月から始められるようになりました
大野議員: 大臣の許可がおりる前に、3万7千人の市民をバックにして、もっと早くに除染できなかったのでしょうか?もっと市民を背中に背負った、前向きな姿勢を望んでおります。今後どのような市政を考えておられるのでしょうか?
風間市長: 国へは要望しています。何度も。外部の線量を下げるのを主にやっていきたい。国へも健康調査を、その都度やるように言っているところです
(オイオイ!さっき有識者会議の結果で必要ないって言ってたじゃーん!「国へは健康調査やれ!市民には必要ない!」ってなんじゃそら!!と突っ込みたいところですが、傍聴席で発言すると即刻退場ですので、我慢しました)
大野議員: かつて産廃問題で、たいへんな反対運動が行われました。あの時の市長は、市民をバックに一生懸命な「ここに産廃場はつくらない」という気構えが市民に伝わってきました。しかし今回は市長の思いが伝わってきません。市長、行政、市民が一丸となって、東電、国に働きかける必要があるとおもうのですが、どうですか?
風間市長: 東電の回答には憤慨している。県境があるだけで、これほどまでに対応の差があるのかと思っている。訴えなければならないところは、訴え続けなければならないと思っています。
特に印象に残った「大野栄光」議員の質問を載せたいと思います。
※あくまでも質疑の様子をメモしていたものなので、一言一句違いの無いように書いている訳ではありません。約30分弱のやりとりを、かいつまんで記載しています。
大野議員: 18歳未満児童の健康診断を。 白石市の放射線量で安全なんですか?白石の放射能対策が全然見えてこない。「大丈夫なの?」と市民に言われる。子供や若い人たちはどうなるのか?
昨年3月11日以来、全てに価値観が変わったような気がする。絆という言葉が大切にされ、全てに満たされていた生活も一転して不測の事態が生じたのである。
安全神話が崩れた原発事故、絶対に安全だと言われて他人事のように思っていたチェルノブイリ事故が我々も経験する事となってしまいました。
我々が誇りとしてきた食文化も、農産物も、成育盛りの子供たちに以前のように届ける事ができなくなってしまいました。お母さん達は食材を選ぶにしても、遠くの産地の食品を選ぶと言います。
そんな自己防衛で子育てを頑張っています。行政も我々もできる限りのことを行う必要があると思います。
丸森町においては甲状腺検査、国見町では積算量と、出来る限りの健康診断を行っています。未来の白石を託す子供達が健やかに安心して育つためにも、そして放射能被曝不安を払拭する意味においても、早期に児童の健康調査を行うべきと思いますが、市長のご所見を伺います。
風間市長: 宮城県でも有識者会議での結果、科学的、医学的見地から「現状では健康調査の必要はない」という結論が出ました。
これは論理的な判断であります。現在のところ白石市で独自に健康調査をする予定はありません。
しかし、国に対して健康調査の必要性に関しては、方針について明確な基準を早急に示してほしいと言っております。
大野議員: これまでの安全神話がもろく崩れた。多くの人がそう確信している。
仙南にもセシウムが降り注いだ。市長の『安全』と言うのはどういう考えがおありですか?
風間市長: 我々も放射線に関しては素人ですので、学術的な研究の結果、放射線の積算量、福島での内部被曝検査の数値から「必要ない」と考えております。
知識を得た方の判定を取り入れて、判断する次第であります。
大野議員: 盆地の白石。山地に囲まれていますが、その中で積算量はしっかり把握されておられるのでしょうか?
風間市長: 線量は公表しております。さらに文部科学省の航空機モニタリングを参考に除染をはじめております。
大野議員: 山間部の線量はかなり違う!!地域住民が住む山間部の健康状態を心配していますが、今の市長の答弁は、そういうところが含まれていないように思います。
風間市長: 正直すべてにおいて把握しきれません。人が住んでいるところはモニタリングしています。
大野議員: 山間部には多くの人が住んでおられます。仙南において、18歳未満の子育てに一生懸命になっている方々への健康の配慮は考えられないのですか?
風間市長: 私は国にしっかりとした判断を示しなさいと言っております。健康診断に関しては、外部被曝の上限、食品に関しての上限といったように、数値を示していない。だから示せと。
国に対して、健康調査の必要性を明確に示せと訴えかけていきたいと思っているところです。
大野議員: こうして事故がおこって15ヶ月、何ら子供達への健康の配慮が見えないと言うのが正直な市民の声です。
4年前、白石市の1万4千人が市長を選んで、信頼をよせて命と健康、くらしを守ってもらう為に市長に期待したはずです。
決して国からの県からの指導を待つのではなく市民サイドに軸足をおいて、しっかりと県、国につよく要請してください。丸森でも健康調査、隣町の国見でもガラスバッチ、ホールボディーカウンター、50歳までの内部被曝検査も行っています。除染も50万円の予算を出して放射線対策をしています。
当市においては、やっと越河地区で除染がはじまりました。対応が遅いのではありませんか?
風間市長: 線量は当初から測るということ。それにより、その地域がどれくらい、とくに子供達に関しては、幼稚園、保育園、小学校、中学校、線量を測り続ける。
高いと言われる部分を取り除いて、緩和しています。
環境大臣の許可がおりませんと、除染が進められません。やっと5月から始められるようになりました
大野議員: 大臣の許可がおりる前に、3万7千人の市民をバックにして、もっと早くに除染できなかったのでしょうか?もっと市民を背中に背負った、前向きな姿勢を望んでおります。今後どのような市政を考えておられるのでしょうか?
風間市長: 国へは要望しています。何度も。外部の線量を下げるのを主にやっていきたい。国へも健康調査を、その都度やるように言っているところです
(オイオイ!さっき有識者会議の結果で必要ないって言ってたじゃーん!「国へは健康調査やれ!市民には必要ない!」ってなんじゃそら!!と突っ込みたいところですが、傍聴席で発言すると即刻退場ですので、我慢しました)
大野議員: かつて産廃問題で、たいへんな反対運動が行われました。あの時の市長は、市民をバックに一生懸命な「ここに産廃場はつくらない」という気構えが市民に伝わってきました。しかし今回は市長の思いが伝わってきません。市長、行政、市民が一丸となって、東電、国に働きかける必要があるとおもうのですが、どうですか?
風間市長: 東電の回答には憤慨している。県境があるだけで、これほどまでに対応の差があるのかと思っている。訴えなければならないところは、訴え続けなければならないと思っています。
このように考えて下さってる議員さんがいたのは、本当に嬉しいです。
返信削除放射能を心配しているお母さんの気持ちを代弁してくださった事に心から感謝いたします。
以前、市長は産廃と戦ったんですねー
返信削除放射性物質も産廃ですが、それは安全だなんてどうして
言えるんですかねぇ
あまりにも莫大で、嫌になったのかしら?
あの時の勇気をもう一度ー!
産廃問題で頑張ったのは、たしか前川井市長でしたね。
返信削除やはり、現職は市長の器ではなかったということでしょうか。
お母さん達に勇気を与えてくれるような一般質問でしたね。先の方と同じよう内容になりますが、考えてくれる議員さんがいることに感謝でございます。
返信削除放射能対策について訴えていた議員さんは沼倉あきひと議員と水落たかこ議員と噂に聞いておりました。大野議員も動いてくださっていたとはありがたい。市議選時の全候補者のマニフェスト?らしき広告がが載っていた新聞を読みましたが、他にも放射能の対策について書いていた方がおりました。今は何をしているのですかね。投票したのに動いていないのが納得いかないんですよ。市議は市民の意見を市政に届けてお給料もらうのではないんでしょうかね。
返信削除大野議員ありがとう\(^o^)/
返信削除市長は安全だと今でも考えているのですね
返信削除事故直後からずっと変わらないのですね
よくわかりました
ありがとうございます
市役所の職員さんも、このブログ見てくれてたらいいのにね。
返信削除ま、賛同してくれる人よりも、押さえ込もうとする人の方が多いかな。
それか傍観者か。
腐ってるね。市民の為の機関なんじゃないのかね。
市役所職員さんでも、親身になってくださる方いますよ。子育て世代もたくさんいるでしょうしね。
返信削除でもトップの方針がこれではどうしようもないですよね。
残念過ぎます。風間市長!子供達を助けてください!
沢山の情報ありがとうございます。
返信削除大野議員のように私達目線で考えてくれる議員がもっと出て来ると良いですね。
首長の意に背くぐらいの様々な考えがあると市政も活性化しますね。
衰退への道は切磋琢磨しなくなり、馴れ合いが始まると起きるもの。
市議の方々はきっと最初は民意を伝える為に市議になられたのではないかと思います。
そしてみんな最初は新しい風だったはず。
初心忘るべからずですね。
今後の市議の活躍に期待したいですね。
大野栄光議員は福岡地区の方ですね。もっと線量の高い地区から出馬された議員さん達は何故だまってるのかと疑問に感じます。
返信削除↑ほんとだよ!
返信削除小原地区とか他にも小さい孫とかいる議員達は、放射能の事選挙のとき言ってたよね!
市長と仲良しこよしで、つつけないんでしょ。
市民も、もっともっと議員に意見言って仕事してもらわなきゃ駄目だよね〜
白石市は福島との県境のわりには全く除染が進んでませんね。子供等が可哀想だな。
返信削除何故かニュースにはならないものの、他の市町村では、除染が進んでますよ。
白石市より線量低いですが。
白石市って何かあるの?できない理由。
そこは頑なだな。いいのかなほっといてと思いますよ。