2012年3月21日水曜日

3/16に仙台で行われたバンダジェフスキー氏の講演会

こちらのサイトhttp://togetter.com/li/273981 で講演内容がまとめられています。
この中から、いくつか参考になりそうな主な内容を掲載させていただきます。

〇ベラルーシ、ウクライナなどの旧ソ連西部はチェルノ事故で甚大な被害を受けたが、その後の調査で60年代頃から継続的に放射能汚染があったことが分かっている。

〇’50年代からの出生率と死亡率の推移を集めた統計によると、90年代に死亡率が出生率を上回り、どんどん増加しており、ベラルーシは人口が減少の一途をたどっている。

〇その死因のうち52.7%は心血管疾患、次いで癌が13.8%、多臓器の不全等が以下に続く。ベラルーシでの心血管疾患は現在も増加。

北欧諸国やドイツは事故後すぐに非常に厳しい放射能対策をとってきたため、その結果が反映され、10万人中35人程度の発症となっている。

〇現在ベラルーシでは10万人あたりの甲状腺癌の発症率は200人。当初癌の発生には数10年を要すると考えられていたが、実際には90年からぐっと増加し、99年にさらに急激に増加。現在ではその原因が放射能によるものであると、ヨーロッパでは認定されている。

〇臓器にたまったセシウムを計測したグラフでは、もっともたまりやすい器官から順に、甲状腺、心筋、骨格筋、小腸、膵臓、脳と続く。子供の臓器には大人の3倍-4倍ものセシウムが蓄積する。

〇おおむね、体内のセシウム量が25-30bq/kg程度に達すると様々な症状が表面化してくる。50bq/kgになると重篤な症状になる。

〇現在宮城県は仙台市内で500bq/kg程度、高汚染地区の県南部を除いた地区で1000bq/kgの汚染が平均値として出ている。現在ミンスクでは2-300bq/kgキエフで500bq/kgの汚染状況であるが、この程度の汚染値でも、かなり深刻な健康被害が出ていることに留意されたい。


日本では尿検査で大体の汚染を調べる方法が現実的。尿検査で出た値×150÷体重の計算式で、1kgあたりの大体の汚染値が分かるとされている。現在様々な地区で子供を中心とした検査値が上がってきているが、宮城と山形の子供の汚染値が東京以上に上がってきている。


〇岩手県で尿検査値最大6-7bqの値が出た子供が2人いた。これをkg換算すると体重30kgと仮定したとき、6×150÷30=30bq/kgで、チェルノ時の研究ではすでに健康被害が目に見えて出てくる程度の汚染値に達している。 

〇内部被ばくによる健康被害は、汚染地から少し離れた地域の方が深刻になる傾向にある。少し離れた都市部、つまり仙台などはまさにそれに当てはまる。少し離れていることで人々の意識が緩くなり、危機感に欠ける傾向にあるため。これを忘れず、ちょっとだけならいいか、という甘えを絶対にやめること。特に子供を持つ方はいくら用心してもやり過ぎることはない。

2 件のコメント:

  1. 白石の子ども達にこのような事が起きない事を心から祈るばかりです。放射能安全説を全て否定する気はありませんが、飛散した核種は違えど、放射能による健康被害はガン以外でも見られた事実はあるわけですから、全ての子供が守られる権利はあるのではないかと思います。

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  2. 本当にそう願うばかりですね。チェルノのデータと比較すると、白石市の汚染もそれなりに被害のでる値ですし、内部被ばくに関しては対策してもしすぎることはないくらい、考えていかなければいけないと思います。健康への影響に関しても、内部被ばくの対策によって影響が違ってくるのは明らかですし。全ての子どもが同等に守られるべき問題だと思います。

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